WEBの開発者として知られ、ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム(W3C)の設立者でもあるティム・バーナーズ=リー氏(写真左)と、良質なジャーナリズムの育成を目指す非営利団体Media Standards Trustの理事長マーティン・ムーア氏(同右)が、共同でKnight Foundationから35万ドル(約3,640万円)の助成金を受けることになった。
助成金は、セマンティック・ウェブおよびデータ・ポータビリティの概念をシステム化するために使用される。このシステムにより、データベース化された情報へのアクセスや利用が広く一般的に可能になる。このアプリケーションの背後にある基本的な考えは今よりも便利なタグ付けであり、ジャーナリズムの透明性や説明責任の向上を目指す。
助成の要約(原文):
おびただしい量の情報(および虚報)がインターネット上には溢れており、一般世間は公正で正確、かつ状況に即したニュースを見つける手助けを求めている。本プロジェクトはそれを実現するシステムを生み出すことである。この計画は、コンテンツ作成者がそれぞれの情報源にある情報を、それぞれのレポートに加える方法を設計するというものであり、そのための手段として「ソース・タギング」を使用する。例えば、レポーターが自分の記事に対し、個人的主観に基づいて、とか、目撃者・専門家とのインタビューに基づいて書いた、とか、あるいは独自のドキュメントである、といった注釈をつけたとする。
するとフィルターがこのデータ(つまりストーリーの裏側)を読み取り、良質な記事を探す手助けをする。「パキスタンの暴動」という言葉を捜していた読者がいたとすると、その人は9,000件に上る記事を見つけてしまうかもしれないが、「目撃証言」というフィルターをかければ、求めているものをより探しやすいリストを手にすることができるようになる。バーナーズ=リー、ムーア、およびWeb Science Research Initiativeは、BBC、ロイターとともに、ジャーナリズムの通例の作業フローとタグ付けを統合する最良の方法に取り組んでいる。
ケヴィン・ハミルトン(訳:小林 由季)
Source: Mashable
※PatioTalkに掲載された記事は、各著者の意見であり、PatioTalk全体、ウェブホスト会社、およびその他一切の団体・個人のものではありません。
MTVの「携帯電話ジャーナリスト」プログラムが助成金を獲得 (2007/05/31)
人気ニュースアンカー、クーリックの盗作疑惑 (2007/04/23)
テクノラティがタグ導入2周年 (2007/02/16)
レイオフ中のタイム、ブログで読者と向き合う (2007/02/08)
イラクの今を伝えるサイト「Alive in Baghdad」 (2007/02/06)http://patiotalk.jp/mt/mt-tb.cgi/2720





